ジャムやクリームを、平らに焼いたスポンジケーキで巻いた、とてもシンプルな洋菓子です。このロールケーキが日本人のおやつとして定着したのは、昭和30年代のこと。製パン会社が「スイスロール」の名でロールケーキを発売、大変な人気を集め全国的に広がりました。
このため「スイスロール」は、製パン会社の登録商標のように思われがちですが、実はそうではなく、当時のロールケーキの一般的な呼び名だったようです。スイスのお菓子「ルーラート」を参考にしてできたものだからというのが、その名の由来。でも、ロールケーキの誕生には諸説あり、フランスのクリスマスケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」が原点とも、南蛮菓子「タルタ」がルーツとも言われていて、なぜ特に「スイス」がネーミングされたのかは、やはり少し不思議な気がします。
シンプルで素朴だからこそアレンジしやすかったのか、ロールケーキの日本での発展形は、かなり面白いものです。たとえば、南蛮菓子タルタの直系といわれているのが四国・松山の銘菓「一六タルト」です。日本に伝わった南蛮菓子のタルタは、柔らかいスポンジケーキの中にジャムが入ったものでした。これが長崎から四国の松山に伝わり、スポンジケーキに餡をぬり、「の」の字に巻いた和風ロールケーキとなったのです。
最近では2001年に大ブームとなり翌年には専門店が登場。今や日本全国各地でいろいろなロールケーキが楽しまれ、ロールケーキでまちおこし(北九州市小倉)というところまで出現。とどまることなく今もなおロールケーキの世界は広がりを見せています。
このため「スイスロール」は、製パン会社の登録商標のように思われがちですが、実はそうではなく、当時のロールケーキの一般的な呼び名だったようです。スイスのお菓子「ルーラート」を参考にしてできたものだからというのが、その名の由来。でも、ロールケーキの誕生には諸説あり、フランスのクリスマスケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」が原点とも、南蛮菓子「タルタ」がルーツとも言われていて、なぜ特に「スイス」がネーミングされたのかは、やはり少し不思議な気がします。
シンプルで素朴だからこそアレンジしやすかったのか、ロールケーキの日本での発展形は、かなり面白いものです。たとえば、南蛮菓子タルタの直系といわれているのが四国・松山の銘菓「一六タルト」です。日本に伝わった南蛮菓子のタルタは、柔らかいスポンジケーキの中にジャムが入ったものでした。これが長崎から四国の松山に伝わり、スポンジケーキに餡をぬり、「の」の字に巻いた和風ロールケーキとなったのです。
最近では2001年に大ブームとなり翌年には専門店が登場。今や日本全国各地でいろいろなロールケーキが楽しまれ、ロールケーキでまちおこし(北九州市小倉)というところまで出現。とどまることなく今もなおロールケーキの世界は広がりを見せています。